ピロリ菌の治療について
- 2017年05月08日
- 診療情報
ピロリ菌は、慢性胃炎や潰瘍、胃がんなどの原因となる細菌です。
☆ ピロリ菌検査として、内視鏡検査で胃炎や潰瘍などの病気があるかどうか確認しながら、胃の組織を少量採取して感染しているか確認する方法や採血、検便で抗体や抗原を調べる方法があります。
☆ 3種類の薬(2種類の抗生物質と胃酸を抑える薬)を一日2回、7日間服用することによって、健康保険で治療することができます。
服薬終了から1か月以上たってから、除菌ができたかどうか尿素呼気テストなどで検査します。
☆☆ ピロリ菌が残っているときには、2回目の治療(1回目と異なる薬の組み合わせで、7日間の飲み薬)を行います。
☆☆☆ 除菌の成功率は、1回目で約70%、2回目で約95%です。